−1997年度カックン映画大賞−

「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」

「ザ・クラフト」

「モスラ」

「ロスト・ワールド」はダラダラと周囲に輪禍を広げるエコロジストの活躍を描き、「ザ・クラフト」はさんざん魔術合戦で期待させておいて「あれは全部嘘でした」という底の浅い優しさを見せる結末を付加し、「モスラ」に至ってはただガラスが割れる場面をCG処理して、肝心の怪獣は35年前のリメイクというだけ。この三作品に共通するのは、一般に認知の高まったCGを駆使した事への過信から内容がスカスカの作品に仕上がり、ちっともドラマ的に感情移入できない点だ。


Back to A-Room

Back to HOME