−オールタイム・カックン映画大賞−

「原始怪獣ドラゴドン」

「エクソシスト2」

「死霊のえじき」

「北斗の拳」(アニメ)

「テラー・トレイン」

「炎の少女チャーリー」

「やくざ刑罰史・私刑!」

「ザ・中学教師」

「浪人街」(黒木和雄)

「四十七人の刺客」

 カックン映画と言われて思い出すのは「カッくんカフェ」なんて書くとまた怒られるので書かないけれど(笑)、つまらない作品は忘却の彼方に追いやってしまうので失望した映画を選ぶのは難しい。ここに列挙したのは不幸にもすぐに思い浮かんでしまった作品で、当然これよりひどい映画が多々あることをお断りしつつ……。

「ドラゴドン」「エクソシスト2」は、見せ場が異様に短くかつ最後まで出ず、テレビで観た当時放送時間がズレたのかとか、別の映画を観たのかとやきもきさせられた。「死霊」は夢オチ、「北斗」は原作や放映中のテレビアニメとの関係で最後の敵との決着を付けない、「テラー」はイジメられて精神病院送りになった少年による復讐もので、いじめっ子に返り討ちされて殺される結末が不快だった。「炎の少女」は伝説の火球場面に唖然。「やくざ」はそのタイトルバックのもの凄さと本編の退屈さのギャップが印象的。「中学教師」「浪人街」は、魅力的な役者とキャラクターを殺した凡庸な作劇が、未だ我が事のように口惜しい。「四十七人」に至っては、あの原作をここまでつまらなくできるかという、別の意味でのスタッフの才能に感心した作品だ。


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